霊山(りょうぜん)に行ってきました。430MHzの自作アンテナを携えて。
いつも楽して登ろうとばかり考えています。前の鶴見岳はケーブルカーで「頂上駅」から登ったし(頂上駅と書いてる割には頂上じゃなかったけど)、今回も「霊山寺」というお寺が高いところにあって、そこに駐車場があるので、そこから登れば楽勝楽勝、と安心してたのですが、思ってたより大変でした。
霊山寺山門
しかし、重い荷物を抱えて『そろそろかなぁ・・・』と思ったところに「2合目」の看板があったりして衝撃を与えたりしてくれました。
しかも途中で登ったり下りたりしてる道でふと『こっちでいいんだっけ?』と迷いが生じたときに、こんな看板が
あれ?あれれ?登ってる山は霊山だったはずなのに、なんだこれは・・・とパニックになってしまいました。グーグルで見てみても良くわからない。登山口で『なんか縦走できますとか書いてたよな。もしかして霊山を飛ばしてきてしまった?そういえば分かれ道がいくつかあったし・・・』
大体、飛来山なんていう名前はどこにも出ていない。頂上と思われる山もよく見えないし・・・と、迷ったあげく少し戻って変な道に入り込んでしまいました。
しかし、途中で思い直して「元の道に戻ろう」と戻って、飛来山の看板のことは忘れてまっすぐな道を行くと、やっと看板があって
さっそく設置作業。登山中、全然人に会わなかったので、頂上の標識のあるところでも大丈夫だと思いすぐそばに設置しました。
しかし、FMのメインチャンネルでCQを出しても、SSBでCQを出しても誰も取ってくれません。
誰かQSOしてる人が居ないかなぁ・・・と、チャンネルを変えてみると、広島の局がお話ししているのが聞こえた。
つまり、ちゃんとアンテナは働いているようです。他にも四国の局がメインで「○○さんいますかー」とか呼んでいたりして、とりあえず「アンテナは大丈夫」なのは判りましたが、CQを出せども出せども誰も取ってくれない状況には変わりありませんでした。
広島の方のラグチューはとっても長く、最初から最後までずっとやっていました。
『ちょっとブレークを入れて、シグナル交換だけでもして交信を成立させようか・・・』ともおもったのですが、熱心に話しているのでなんとなくそれをする勇気も出ませんでした。
そうこうしているうちに、午前中は暖かかったのに、急に冷たい風が吹いてきて寒冷前線の接近を感じさせました。
がっかりしながら、撤収しました。
『やっぱり7Mのアンテナも持ってくるんだったなぁ・・・』
一局も交信できなかったので、アクティベート出来ず、霊山は(SOTA的には)まっさらの状態です。次に来るときには7Mのアンテナを持ってくることを心に誓い、430の実験は夏になるまで中止することにしました。
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反省点
○今回もシートを忘れた(例によって泥だらけに)
○メモ帳は持って行ったけど要らなかった(T_T)
○荷物が3つに分かれてるのはとってもめんどくさい。
○HFはやっぱり絶対持って行った方が良い
○九州東部は430の不毛地帯(<決めつけ)
○頂上の標識のあるところに設置するのは良くない
(あとから10人ほど来て、一々説明しなければならなくなった)
○雨の後の登山は滑りやすい(5回ほどこけました。登山用の靴はやっぱり必要かも。こんな山でも滑り落ちたら命がないかもしれない)
○案内板が途切れたところに変な看板があると、変な判断をしやすいので気をつける
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とりあえず悲しい結果に終わってしまいました。